化粧水の成分表示の上のほうによくある「BG」。アルファベット2文字だけで、何の成分かまったく想像がつかず不安に思った方も多いのではないでしょうか。
美肌プロはアルファベット2文字だからと軽く扱いません。何をしている成分なのかをデータで確かめます。この記事ではBGの正体とグリセリンとの違い、安全性を正直にお伝えします。
BGは「1,3-ブチレングリコール」の略で水になじむ保湿成分です。グリセリンと並ぶ定番の保湿成分で化粧水などの土台としてよく使われます。
保湿のほかに、植物エキスや香料を溶かす溶剤としてのはたらきや、ゆるやかな防腐補助の役割も持ち、処方を幅広く支えています。
| 基本情報 | 内容 |
|---|---|
| 正体 | 水になじむ二価アルコールの保湿成分(1,3-ブチレングリコール) |
| 表示名 | 化粧品では「BG」、医薬部外品では「1,3-ブチレングリコール」 |
| 主な役割 | 保湿・溶剤・防腐補助 |
| 主な使用製品 | 化粧水・美容液・エキス配合製品など |
| 美肌プロ毒性評価 | いずれもA(この記事の後半に一覧があります) |
BGとグリセリンはどちらも定番の保湿成分ですが、使用感が少し違います。BGはグリセリンより吸湿力はおだやかで、そのぶんさっぱりした軽い感触に仕上がります。
| グリセリン | BG | |
|---|---|---|
| 保湿力 | 高くしっとり | おだやかでさっぱり |
| 使用感 | とろみ・重め | 軽い・さらっと |
| 役割の広さ | 保湿・保水中心 | 保湿+溶剤+防腐補助 |
しっとり感が欲しいときはグリセリン、軽さや溶剤性を生かしたいときはBG、というように使い分けや併用がされています。
化粧品の全成分をチェックする
手元の化粧品も調べてみませんか。美肌プロ毒性評価が出ます。
BGは200名を対象にした50%水溶液の試験(HRIPT)で皮膚刺激・感作反応がみられず、104名の試験で光感作反応も確認されていません。50年以上の使用実績があり医薬品添加物規格に収載されています。
| 評価項目 | 内容 |
|---|---|
| 皮膚刺激性 | ほぼなし(200名の試験で確認) |
| 皮膚感作性 | ほぼなし |
| 光感作性 | なし(104名の試験で確認) |
| 使用実績 | 50年以上(医薬品添加物規格に収載) |
低刺激で保湿・溶剤・防腐補助を兼ねるため多くの化粧水で土台に使われる基本成分です。
BGと、比較に出したグリセリン・プロパンジオールの毒性評価です。
| 成分 | 美肌プロ毒性評価 |
|---|---|
| BG(1,3-ブチレングリコール) | A |
| グリセリン | A |
| 1,3-プロパンジオール | A |
50年以上の使用実績があり、資料でも刺激性・感作性はほとんどなしと整理されています。そのうえで、次に当てはまる方はBG(ブチレングリコール)の表示をチェックしてみてください。
そうでなければ200名の試験で刺激も感作も出ていない、化粧水の土台の成分です。
Q. BGとグリセリンはどちらが良いですか?
A. 優劣ではなく使用感の違いです。しっとり感ならグリセリン、軽くさっぱりならBG、という程度に考えてください。
Q. BGは石油系だから危険ですか?
A. 原料の由来にかかわらず、精製された同じ成分です。ヒト試験で刺激・感作の報告はほとんどありません。
Q. なぜ成分表示の上のほうにあるの?
A. 配合量が多い順に並ぶためです。BGは保湿の土台として比較的多く使われるため上位に来やすい成分です。
BG(ブチレングリコール)は、表示のうえでこの形で記載されます。
水、ペンチレングリコール、グリセリン、スクワラン、トコフェロール、
BG(1,3-ブチレングリコール)、フェノキシエタノール、香料
↑ここ
成分表示に「BG」または「1,3-ブチレングリコール」があればこの記事で紹介した保湿・溶剤・防腐補助を兼ねる基本成分です。化粧水の土台と考えて大丈夫です。
美肌プロの成分データベースではBG(ブチレングリコール)の詳細と安全性評価を確認できます。お使いの化粧水の全成分表示と照らし合わせてチェックしてみてください。
美肌プロの成分データベースならBG(ブチレングリコール)の用途と安全性評価をそのまま確認できます。化粧水を1本、上から3つ目までを読んでみてください。BGがそこにあれば保湿の土台としてだけでなく、植物エキスを溶かす役目も担っています。
美肌プロは「石油系だから危険」といった由来だけの決めつけはしません。アルファベット2文字でも、保湿・溶剤・防腐補助の3役をこなしています。
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読み終わったら、気になる1本を検索してみてください。全成分と評価が一覧で出ます。