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ラウリル・ラウロイル系成分とは?仲間の成分も含めて安全性をデータで解説する記事のアイキャッチ

【成分解析】ラウリル・ラウロイル系成分とは?ラウリン酸Na・ラウロイルグルタミン酸など仲間を含めて安全性を解説

「ラウリン酸Na」って刺激が強いの?名前が似た成分が多くて混乱する方へ

化粧品の成分表を見ていると「ラウリン酸Na」「ラウロイルグルタミン酸Na」「ラウレス-7」など頭に「ラウリル」や「ラウロイル」が付く成分をよく見かけます。名前がとても似ているのでどれも同じような性質なのか、それとも肌への影響が違うのか、判断に迷いますよね。

これらは主にヤシ油やパーム核油などに含まれる「ラウリン酸」という脂肪酸をもとにした成分の仲間です。洗顔料やボディソープ、シャンプーなどで、汚れを落としたり水と油をなじませたりする役割を担います。ただし同じ「ラウリル・ラウロイル系」でも作り方によって肌あたりや洗浄力は大きく変わります。

この記事では石けん系の代表であるラウリン酸Naと、アミノ酸系のラウロイルグルタミン酸Naなどを比べながら、それぞれの特徴と刺激の違いを正直に整理します。良い面も気をつけたい面もどちらもフラットにお伝えします。

この記事でわかること

  • 「ラウリル系」と「ラウロイル系」という名前の意味と成分群のなりたち
  • 石けん系(ラウリン酸Na)とアミノ酸系(ラウロイルグルタミン酸Na)の肌あたりの違い
  • 刺激性やアレルギーについて、現時点でわかっていることと研究段階のこと
  • 成分表示での見つけ方と、自分に合うかどうかの考え方

ラウリル・ラウロイル系成分とは?

ラウリル・ラウロイル系成分は炭素が12個つながった「ラウリン酸」という脂肪酸を出発点にした成分の総称です。ラウリン酸はヤシ油やパーム核油などの植物油に多く含まれます。天然の油からとれる素材を加工して作られる点が特徴です。

「ラウリル」と「ラウロイル」は少し意味が違う

名前がよく似ていますが、化学の世界では区別があります。「ラウリル」はラウリルアルコール由来の部分を、「ラウロイル」はラウリン酸が別の成分と結びついた部分を指す言葉です。読者の方が厳密に覚える必要はありませんが、「元は同じヤシ由来でもつなぎ方が違う親戚どうし」とイメージすると分かりやすいです。

化粧品での主な役割

この仲間の多くは「界面活性剤」です。水と油をなじませる働きを持つ成分のことを指します。汚れを浮かせて落とす洗浄成分として、また泡を作る成分として、洗顔料やボディソープ、シャンプーに広く使われます。乳液やクリームで水分と油分を混ぜ合わせる役割を担うものもあります。

種類ごとの違い(石けん系・アミノ酸系・その他)

ラウリル・ラウロイル系は結びつく相手の成分によって大きく性格が変わります。ここではこの記事で扱う成分を系統ごとに整理します。系統がわかると洗い上がりの感触や肌あたりの見当がつけやすくなります。

系統代表成分特徴
石けん系ラウリン酸Naさっぱりした洗い上がり。泡立ちがよい。液性がアルカリ性に傾きやすい
アミノ酸系ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルアスパラギン酸Na肌本来の成分に近いアミノ酸が骨格。マイルドな洗い上がりになりやすい
ベタイン系ラウリルベタイン単独より他の洗浄成分と組み合わせ、泡やマイルドさを補う目的で使われることが多い
その他ラウレス-7、ラウリルグリコール酢酸Na など乳化や可溶化(油を水に溶け込ませる)を助ける用途などに使われる

大きな傾向として、石けん系はさっぱりとした洗い心地で皮脂が多い方に好まれます。一方でアルカリ性に傾きやすく、乾燥を感じる方もいます。アミノ酸系は肌にもともとあるアミノ酸を骨格に持ち、比較的おだやかな洗い上がりになりやすいのが特徴です。ただし「アミノ酸系だから誰にでも刺激がない」と言い切れるわけではありません。

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ラウリル・ラウロイル系成分の安全性をデータで確認

ここが一番気になる点だと思います。結論から言うとこれらの成分は洗浄や乳化の目的で長く使われてきた実績のある成分群です。ただし「刺激がゼロ」という意味ではなく、種類や配合量、そして使う人の肌の状態によって感じ方は変わります。

刺激性について

洗浄成分は汚れとともに肌に必要な皮脂もある程度落とします。石けん系のラウリン酸Naは洗浄力が高く、洗った後につっぱり感を覚える方もいます。アミノ酸系はマイルドに設計しやすい傾向がありますが、こちらも配合や使用感の好みには個人差があります。強くこすらず、短時間で洗い流すといった使い方が、肌の負担を減らす助けになります。

アレルギーについて

洗い流して使う製品が中心のため肌に長くとどまる成分に比べれば接触の時間は短めです。とはいえどんな成分でも合わない人はいます。赤みやかゆみ、ヒリつきが出た場合は使用を止め、症状が続くようなら皮膚科への相談を検討してください。

旧表示指定成分に該当する?

かつて「アレルギーを起こすおそれがある」として表示が求められた旧表示指定成分がありました。今回取り上げるラウリル・ラウロイル系の成分は一般にこの旧表示指定成分として広く知られている顔ぶれとは異なります。ただし成分ごとの細かな評価は研究の進み方によっても変わりうるため断定はせず、気になる場合は個別の成分ページで確認するのがおすすめです。

美肌プロ毒性評価を成分ごとに見てみます。ひとまとめにはできません。

成分美肌プロ毒性評価
ラウリン酸NaA
ラウロイルアスパラギン酸Na液C
ラウリルグリコール酢酸NaC
ラウリルベタインC
ラウロイルアスパラギン酸NaA
ラウロイルメチルアラニンNaC
ラウロイルグルタミン酸NaA
ラウレス-7C

「ラウリル硫酸Naと同じで危険」という誤解について

ネット上で「ラウリル系は危険」と語られる場面がありますが、その多くは「ラウリル硫酸Na」や「ラウレス硫酸Na」という別の成分の話と混ざっているケースが見られます。名前に「ラウリル」が付くため同一視されがちですが、この記事で扱う成分群とは性質が異なります。

名前の一部が同じだからといって、性質まで同じとは限りません。たとえば石けん系のラウリン酸Naとアミノ酸系のラウロイルグルタミン酸Naは同じ「ラウリン酸」から出発していても肌あたりはかなり違います。「危険/安全」と白黒つけて覚えるより、「どの系統でどんな洗い心地か」を軸に見ると自分に合うかを冷静に判断しやすくなります。

こんな方は気にしてみてもいいかも

すべての人が神経質になる必要はありませんが、次のような方は成分表示を軽くチェックしてみると選びやすくなります。

  • 洗顔やボディソープの後に、つっぱりや乾燥を感じやすい方
  • 敏感肌でできるだけおだやかな洗い上がりを好む方
  • 逆に皮脂やべたつきが気になり、さっぱり洗いたい方
  • 過去に特定の洗浄成分で肌トラブルを経験したことがある方

さっぱり洗いたいなら石けん系、乾燥が気になるならアミノ酸系、というのが大まかな目安です。ただし製品は複数の成分の組み合わせで設計されるため最後は実際の使用感で確かめるのが確実です。

成分表示での確認方法

実際の表示だと、ラウリル・ラウロイル系成分はこの位置に出てきます。

水、BG、グリセリン、スクワラン、トコフェロール、
ラウリン酸Na、フェノキシエタノール、香料
↑ここ

化粧品の容器や箱には配合されている成分が原則として多い順に並んで書かれています。洗浄が目的の製品では水のすぐ後ろあたりに洗浄成分が並ぶことが多いです。「ラウリン酸Na」「ラウロイルグルタミン酸Na」「ラウレス-7」などの表記を探してみてください。

並び順や表記のルールをもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事が役立ちます。成分表示の読み方で基本を押さえておくとどの製品でも自分でチェックできるようになります。

美肌プロでラウリル・ラウロイル系成分の成分解析を確認してみよう

ここまで読んで気になった成分は個別のページで詳しい評価を確認できます。系統や特徴とあわせてチェックすると自分に合うかの判断がしやすくなります。

目当ての成分が決まっていないときは成分の探し方の記事から探すと自分の肌悩みに合わせて調べやすくなります。

美肌プロの成分データベースならラウリル・ラウロイル系成分の用途と安全性評価をそのまま確認できます。シャンプーかボディソープを1本、水のすぐ後ろを読んでみてください。「ラウリン酸Na」なら石けん系、「ラウロイル〜」なら多くはアミノ酸系。洗い上がりの見当がつきます。

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まとめ

ラウリル・ラウロイル系成分はヤシ由来のラウリン酸をもとにした洗浄・乳化の仲間です。名前は似ていても石けん系のラウリン酸Naはさっぱり、アミノ酸系のラウロイルグルタミン酸Naはマイルド、と系統によって肌あたりが変わります。

「危険か安全か」ではなく「どの系統でどんな洗い心地か」で見るのがコツです。乾燥しやすい方はアミノ酸系、皮脂が気になる方は石けん系を目安に、最後は実際の使用感で確かめてみてください。気になる成分は個別ページで評価をチェックするのがおすすめです。

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読み終わったら、気になる1本を検索してみてください。全成分と評価が一覧で出ます。

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