エイジングケア化粧品で人気の「コエンザイムQ10」。成分表示では「ユビキノン」と書かれます。良さそうなイメージが先に来ませんか。ただし実際にどう働くのかは意外と知られていません。
美肌プロは「良い・悪い」を決めません。判断の材料をそろえるのが仕事です。この記事ではユビキノンの正体と化粧品での役割、安全性を正直にお伝えします。
ユビキノンはコエンザイムQ10のことです。もともと体の中にもある成分で化粧品では酸化ケア(抗酸化)や整肌の目的で使われます。
オレンジ色の脂溶性成分で美容液やクリームに配合されます。
| 基本情報 | 内容 |
|---|---|
| 正体 | コエンザイムQ10(体内にもある成分) |
| 表示名 | ユビキノン |
| 主な役割 | 酸化ケア・整肌 |
| 主な使用製品 | 美容液・クリームなど |
| 美肌プロ毒性評価 | A |
ユビキノンは酸化に関わる成分で化粧品では製品の酸化を防いだり、肌の酸化ダメージをやわらげる目的で使われます。
トコフェロール(ビタミンE)などと同じく、酸化ケアの一員として配合されることが多い成分です。
コエンザイムQ10は「エイジングケア」「アンチエイジング」といった強いイメージで語られがちです。ただ化粧品成分としては、酸化ケアや整肌が中心の役割です。
老化を止めたりシワを消したりする効果を約束するものではありません。うるおいや酸化ケアで肌のコンディションを整える成分として捉えるのが現実的です。
化粧品の全成分をチェックする
手元の化粧品も調べてみませんか。美肌プロ毒性評価が出ます。
ユビキノンは化粧品での皮膚刺激性・感作性がどちらも低い部類の成分です。もともと体内にもある成分ですが、それ自体が肌へのやさしさを保証するわけではないので根拠は化粧品としての試験データで見ます。詳細は製品により異なるため心配な場合はパッチテストが確実です。
| 評価項目 | 内容 |
|---|---|
| 美肌プロ毒性評価 | A |
| 皮膚刺激性 | 一般に低い |
| 皮膚感作性 | 一般に低い |
| 特徴 | 体内にもある成分・オレンジ色の脂溶性 |
| 使用実績 | エイジングケア化粧品で使用 |
脂溶性のためオイルやクリームなど油分のある処方に配合されます。水だけの化粧水にはそのままでは溶けません。
ユビキノンは脂溶性の成分です。油分のある処方でないと配合しにくいので組み合わせにもその制約が出ます。
| 組み合わせ | 理由 |
|---|---|
| クリーム・美容液など油分のある処方 | 脂溶性なので油相のある処方に配合される |
| トコフェロール | 同じく酸化ケアの方向。組み合わせて配合されることがある |
| 油性基剤 | 溶かし込む相手として必要になる |
| 組み合わせ | 理由 |
|---|---|
| 水だけの化粧水 | そのままでは溶けない。可溶化の工夫が要る |
| 色移りが気になる製品 | オレンジ色の成分なので白い製品では色に出ることがある |
成分表示でユビキノンを見つけたらその製品に油分があるか確かめてください。入り方の理由が読めます。
ユビキノン(コエンザイムQ10)について公開されている試験では大きな問題は出ていません。ただし、次に該当する方はユビキノン(コエンザイムQ10)の表示を確認しておきたいところです。
どちらでもなければ油相のある処方に入る酸化ケア成分として受け取って構いません。
Q. コエンザイムQ10でエイジングケアできますか?
A. 化粧品成分としては酸化ケア・整肌が中心で大きな変化を約束するものではありません。過度な期待は禁物です。
Q. 飲むコエンザイムQ10と同じ?
A. 別物です。化粧品のユビキノンは肌表面での酸化ケア・整肌が目的で飲用の健康効果とは切り離して考えてください。
Q. トコフェロールとどう違う?
A. どちらも酸化ケアの成分です。ユビキノンはコエンザイムQ10、トコフェロールはビタミンEで一緒に配合されることもあります。
全成分表示を開くとユビキノン(コエンザイムQ10)は次のように並んでいます。
水、BG、グリセリン、スクワラン、トコフェロール、
ユビキノン、フェノキシエタノール、香料
↑ここ
成分表示に「ユビキノン」とあればそれがコエンザイムQ10です。酸化ケア・整肌の成分と考えて大丈夫です。
美肌プロの成分データベースではユビキノン(コエンザイムQ10)の詳細と安全性評価を確認できます。美容液やクリームの表示で近くに油分があるかを見てみてください。
美肌プロの成分データベースならユビキノン(コエンザイムQ10)の用途と安全性評価をそのまま確認できます。美容液かクリームを1本、ユビキノンの近くに油分があるか探してみてください。脂溶性なので油相のない化粧水にはそのままでは入りません。
美肌プロは「コエンザイムQ10だからエイジングに効く」といった持ち上げはしません。脂溶性かどうかが分かればどんな製品に入るかも見当がつきます。
化粧品の全成分をチェックする
読み終わったら、気になる1本を検索してみてください。全成分と評価が一覧で出ます。